side:black
『スキュアード』


 その国は、すべてにおいてチェスの腕がものを言う国でした。チェスの腕の立つ者がのし上がり、そうでない者は没落していく国。これは、そんな国でのある物語。
 両親がチェスの試合で敗れたことによって見ず知らずの子爵の男性に養子としてもらわれた少年は、子爵さまの病死により、わずか13歳で当主の名と爵位を継ぎました。当主とは名ばかりですべてを秘書に任せ、悠悠自適の生活を2年ほど続けていた少年のもとに、ある日、とある伯爵家のお嬢さまが夜会の招待状を持ってやって来ます。
 秘書の少々強引な勧めにより、少年はその夜会に参加することになりますが……。






※画像は制作中のものです。
 実際の画面とは異なる場合があります。

ツイート
inserted by FC2 system